天才発明家たなかさんのブログ

こないだレコード屋に行った帰りに牛乳をこぼした話。

time 2017/03/09

こないだ、梅田のレコード屋に行く前に、ローソンで、粒あん入りの揚げドーナツみたいなのが3個入ったやつを買って、そして、500mlの牛乳を買った。

そんで、あんパン食べて牛乳飲んで、レコード屋でレコード買って、電車で帰る事にした。

電車に乗ると、僕は、座席に座って、足元には、リュック、そして、ローソンのビニール袋に、さっき飲んだがまだ残ってる牛乳パックを入れておいた。

そして、僕は、ペンと紙を持って、清涼飲料水の、パッケージのデザインを考えていた。

向こうを向いて立ってた、おじさんが、傘を倒した。その傘は、僕の牛乳を直撃した。

おじさんは、「あーすみません。」とか言って。

僕も、「いえいえ。」とか言って。

そしておじさんはまた向こうのほうを向いた。

まーなにが起こったのかはその時は、ぼくもおじさんも、あんまり理解していなかった。

すると、そこから、牛乳がこぼれだしたみたいだ。

電車の中だけど、大きな川のようなものが出来ていった。

僕は小声で、「すげー。ミルキーウェイ。」と何度も言った。

牛乳がこぼれて川が電車の中に出来ると、人は、その川を見た。

そして、その川の源流、つまりは牛乳パックの場所を確認すると、その犯人と推測される、僕の顔をジロリと白い目で見てくる人がそこそこいるのだ。

でも僕はこぼしたわけでもないし、俺のせーじゃないもんね。と、気にもしなかった。

それよりも、突然電車の車内に現れた、白い川を僕は本当に美しいと思った。

こんな人工的に作られた、電車の中で、突如として現れた川を見て、僕は自然を感じた。

そして、今までならば、電車の中には一定の距離を置いて、万遍(まんべん)なく、散らばって立っていた人たちが、本当にそこに川があるかのごとく、川を避けて立っている姿があった。

本当に自然がそこに生まれたようだった。本当に川がそこにあるみたいだ。

しかもこんなにも美しい白い川。

残念な事に、その時、美しいと思った白い川を写真におさめたかったんだけど、携帯の電池が切れてた為に撮れなかったのだ。

シュールレアリズムの絵画のようかも知れない。電車の中で、牛乳パックが、突如、川を作り、その川をよけて、立つ人。そして、川を気にしながらも、さほど気になってないふりをする人たち。

さて、そのおじさんも、電車を降りる前に、周りを見渡して、白く大きな川の存在に気づいたよーだったが、なにも言わずに、バツが悪そうに、降りていった。

僕は、そのおじさんが、傘で牛乳パックをこぼしてくれたおかげで、すごく美しいものを見れたと大満足だったし、ありがとうと思った。

もし、自分が単に牛乳をこぼしていたのなら、僕も気まずそうに、周りに小声ですみませんね。と言いつつ、牛乳を拭いていただけかも知れない。

そのおじさんがこぼしてくれたからこそ、僕は堂々とこの、美しい川を眺める事ができるんだから。と思った。

僕の感性も冴えてた気がするし、冴えた気がする。ミルキーウェイて。

英語で、天の川やないか〜い。

牛乳をこぼしてくれたおじさんに感謝と、このこぼれた牛乳を見て、美しいと思えた自分の心に、すごく素直な気持ちになれた1日でした。

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