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佐野研二郎氏のデザイン白紙。
元・博報堂の有名グラフィックデザイナー、通称、サノケンこと、佐野研二郎 (さのけんじろう)氏がデザインした、東京オリンピック2020のエンブレムが、盗作の疑い (パクリ疑惑)で、結局、白紙になってしまったので、一般公募という形で、新しく東京五輪のエンブレムの募集が行われた。
「公募に応募しようぜ 。(中野久輝)」
って事で、たなかさんは、実は、大阪市北区にある、サンダヴィンチって言うアートとかデザインとかを勉強する専門学校みたいな学校に行っていた事があり、当時その学校に通って知り合った友人、中野久輝 (なかのひさき)氏から連絡があり、「オレらも東京オリンピックのエンブレムの公募出そうぜ。」って言われた事で、たなかさんも応募したのだった。って言っても、オレらはぐうたらなので、案を練りまくってた訳ではなく、公募の締め切りの期限前日に、たなかさんの家に、中野氏が来て、一緒に、別々の案を作成したのだった。
たなかさんの家で、ごろごろ制作
オレらはデザイナーって程じゃない
しかしね、普段デザイナーをしている訳でもないたなかさんと、中野君。いやーなかなかデザインなんて、簡単に思い浮かぶ訳でもないのだよ。結局は音楽聴いたり、ごろごろしたり、飯喰いに行ったりで、結局なかなか案なんか出ないのよね。
佐野研二郎さんは有名デザイナー
佐野研二郎氏は、デザインを仕事にしている訳だから、まぁ焦りもあったんだと思う。それに慣れですね。いつも気軽にパクってデザインしてるみたいだから、ようするに慣れで、パクっちゃった。慣れってのは恐い。「いつもパクってるけど、俺、結構評価されてるし、どうせ素人にデザインなんて分かりっこねぇ。」そんなおごり高ぶった気持ちは残念ながらあったのだろう。「俺、元・博報堂だし。兄ちゃんは官僚だしさ。コネあるしね。」
パクリ問題
まあたなかさん的に言うと、デザインのパクリってのは非常に難しい問題かと言うとそうでもない。何が問題なのかって、デザインってものを本当には知らない連中が、権力を持ってて、日本人は権威に弱いって言う事と、権威に弱いってのは別に悪い事じゃないんだろうけど、その権威が、実はそこまで大した事なかったってのが暴露されちゃった感じ。
結局デザインを仕事にしてるからだと思う。
今回問題になったのは、公益社団法人 日本グラフィックデザイナー協会 (JAGDA)っていう団体、ギョーカイの、内輪で、決められてたとかどうとか言うのが問題視されたりしてるけど、結局悪いのは、パクリをデザインと称す事が何も問題ないと思い込んでるような連中が、それなりの地位を得ていて牛耳ってたって事。JAGDAって、俺でも聞いた事あるくらいすごいところなわけ。そんなスゴいところのスゴい地位を持った人はさぞかしスゴいデザイナーさん。そう考えるのが、普通の人だし、俺だってそう思ってた。でも実際は違うかったってのが今回の事で暴露されちゃった。まじめにJAGDAに参加してる真面目なスゴいデザイナーさんも居ます。でも玉石混合だったってわけだね。JAGDAも。地位を得るってことと、デザインが優れているかって事は別問題。選ぶ側もデザインってものをもっと分かってなくちゃならないって事。佐野研二郎さんも、権力なんか得ようとしないで、パクリ二流デザイナーでも全然良かったのに。楽 (らく)したデザインで、一流デザイナーの仲間入りをしようとしたら結局ぼろが出るのだよ。
デザイナーなんてこんなもん?
って言うかこれは難しいよね。一流の売れるデザイナーの仕事をしようと思ったらポリシー蹴飛ばして、パクリデザイナーにならなきゃなれないのか?なんて世知辛い世の中なんざしょうか。
かくゆうたなかさんと中野くんは・・・
佐野研二郎さんディスったところで、デザインなんか簡単に思い浮かぶ物でもないんだよね。あいつはパクって一流デザイナーで顔も売れてて金も持ってて、大きな仕事もできてうらやましい。そう思うっちゃったらダメなんだよ。どっちが楽しいのかって言うのは両方ある。実際大きな仕事したら楽しいだろう。でも、そうでなくても、相手が喜んでくれたら、いいデザインが出来たら。それはそれでデザインってのは楽しいんだ。でもまぁ本当にデザインってのは難しいよ。難しい仕事だよ。てか仕事になんかなるほどのもんでもないんだろうね。デザインなんて。よっぽど大きな仕事でもなかったら。「JAGDAなんて組織は必要じゃない。」なんて言ったらそうでもないんだろう。そういう組織がある事で、仕事ができてるデザイナーって言うのが多く存在するんだと思う。
デザインとは
デザインの本質ではなく、デザインを単に見た目だと勘違いしてる奴が多過ぎる。日本で言うデザインってのは、見た目だけ。要するに、『日本のデザインの要 (かなめ)』ってのは、テンプレに過ぎない。それを覚えておいた方がいいと思う。つまり普通の人にとっては、パクリでいいんだよ。全然あり。もしくは、パクリが存在しなかったら、この日本にデザインって呼ばれる物はほぼ存在しなくなる。そのくらい日本に「デザインって呼ばれてるパクリもの」は、溢れてる。スティーブ・ジョブズも言ってたけどね。まあでもそれはまたの機会にちゃんと話そう。そう。Appleの素晴らしいデザイナー、ジョニー・アイブが居たからこそ、Appleは素晴らしいデザインを誇れる様な製品作りに戻る事ができたんだ。
でもたなかさんは本質を貫いたデザインをするぜ。
俺はそんなデザインはしないけどね。でもね。気持ちは分かるんだ。デザインをパクリとか、テンプレだって思ってる、クライアントに、本物のデザインをしたところで、はっきり言って、猫に小判。豚に真珠だ。ガッカリするよ。俺もがっかりして来た。だからデザインってものに、価値があるんだと分からしてくれる、そういった組織が必要なんだろう。
俺は違ったけどね。ちゃんとデザインしても、評価できないクライアントは諦めて来た。こんな分からない奴から金をとっても仕方ない。ってね。だから、不当に、いや、正当にか。自分のデザインの価値を上げようとも思わない。だから俺に組織は必要ない。
で、できたたなかさんのエンブレムがこれだ
まあこれはひどいw
とは言われるかも知れないが、パクリをデザインと 称するよっぽど好い。
まービジュアルは結構、情けない。これで公募出したのだよ。
パラリってナンなんだよ。って。なるわな。
突然の閃き (インスピレーション)だった。
「外国人、漢字とか好きやん。」んじゃこれで行こう。そんだけ。
でも俺のデザインはこんなの。あー。これだけ語った割にこんなもんよ。
だけどデザインは楽しい。